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文章の書き方

魅力的な文章の書き方講座6:最後に効かせるスパイスで飽きさせない

投稿日:2018年1月16日 更新日:

過去にお送りしていたメール講座「魅力的な文章の書き方講座」を、順次ブログに公開しています。

 

※過去記事はこちら↓

魅力的な文章の書き方講座5:わかりやすい文章は、相手への思いやり

魅力的な文章の書き方講座4:自分を徹底取材する

魅力的な文章の書き方講座3:具体的な言葉のつくりかた

魅力的な文章の書き方講座2:ボキャブラリーを増やす方法

魅力的な文章の書き方講座1:体温の感じられる文章を書こう

 

魅力的な文章の書き方トレーニング

 

第6回のテーマは、「飽きずに読み切ってもらえる工夫を施す」です。

 

飽きずに文章を読んでもらうための3つの「スパイス」

文章が書けた後でも間に合う、ちょっとしたひと手間。料理に加えるスパイスだと思ってください。ぱらりと加えるだけで味に変化が付く…そんな感じですね。

 

以下の3種類の「スパイス」についてお伝えします。

  1. 語尾に変化を付ける。
  2. 漢字とひらがなのバランスを考える。
  3. 改行をうまく使う。

 

なぜこの3種類を選んでお伝えするのか?

相手が飽きずに最後までするっと読みきれるように、リズムを付けることが最大の目的です。

 

「内容や構成をよく考えて読みやすく書く」というのが何よりもまず大事ではあるのですが、文章って基本的に「目で」読むわけですし、人によっては頭の中で「声を出して」読むもの。

見た目がごちゃごちゃしていたり、文章表現が単調で退屈だったりすると、読み手は最後まで読む前にお腹いっぱいです(笑)。

 

どんなに中身が良くても、それ以外のちょっとしたことで、冗長な印象や幼稚な印象を与えてしまったり、「読みづらそう」「つまらなそう」「もういいや」などと思われてしまったら、あまりにももったいない!

でも、今回の3つのポイントを工夫すれば、そういう事態が避けられるというわけです。

 

具体的に3種類の工夫をお伝えしていきますね。

 

 

1.語尾に変化を付ける。

<例文>

来月、オーストラリアに行きます。オーストラリアには2回行ったことがあります。今回はシドニーに行きます。オペラハウスとハーバーブリッジを見ようと思います。コアラやカンガルーにも会いたいと思っています。

 

<解説>

すべての文の語尾が「~ます」で終わっています。語尾がずっと同じ形で終わっていると、単調で、なんとなくかったるい感じになってしまう。洗練されていない、子どもっぽい印象を与えてしまいます。

例えば、「~ます」ばかりだった語尾を「~です」に変えてみたり、名詞で文を終わる用法=体言止めを取り入れてみたり。

あるいは、カジュアルな口語をちょっと混ぜてみる手もあります。(本来、1つの文章の中に違う文体を混ぜるのはルール違反ですが、SNSやブログなど親近感を与えやすい場面では、有効な場合もあります。)

 

…これだけでリズムが付いた感じがしませんか?

 

<改善例>

来月、オーストラリアに行くんです。オーストラリアには2回行ったことがあります。今回の行き先はシドニー。オペラハウスとハーバーブリッジを見るつもりです。コアラやカンガルーにも会いたいな。

 

 

2.漢字とひらがなのバランスを考える。

<例文1>

漢字と平仮名の割合は、文章の見た目に大きく影響を与えます。漢字が多い文章は堅苦しく見える一方、信頼度が高まる傾向に有ります。平仮名が多い文章は柔らかく親しみ易く見える一方、幼く見える可能性も有ります。バランスを考える事が大切です。

 

<例文2>

漢字とひらがなの割合は、文章のみためにおおきく影響をあたえます。漢字がおおい文章はかたくるしく見えるいっぽう、信頼度がたかまるけいこうにあります。ひらがながおおい文章はやわらかくしたしみやすく見えるいっぽう、おさなく見える可能性もあります。バランスをかんがえることが大切です。

 

<解説>

同じ内容の文章を、上は漢字多め、下はひらがな多めで書きました。中身は同じでも、見た感じの印象がだいぶ違いますよね。

基本的には、漢字が多いと信頼感・きちんと感が出やすくなり、ひらがなが多いと親しみやすさ・やわらかさが増します。

対象読者に合わせて、あるいはあなたのキャラに合わせて、バランスをちょっと調整するだけで、与える印象が変わってきます。

 

ただ、上の例文はどちらも若干「やりすぎ」の事例です(笑)。漢字が多すぎても、ひらがなが多すぎても、かえって読みにくい。

ご自身が「読みやすいな」「好きだな」と感じる人の文章を読んで、漢字とひらがなのバランスをまねてみるのも1つの手ですね。

 

<改善例>

※私自身は、このぐらいのバランスが心地良いです。

 

漢字とひらがなの割合は、文章の見た目に大きく影響を与えます。漢字が多い文章は堅苦しく見える一方、信頼度が高まる傾向にあります。ひらがなが多い文章はやわらかく親しみやすく見える一方、幼く見える可能性もあります。バランスを考えることが大切です。

 

 

3.改行をうまく使う。

<例文>

読みやすい文章のポイントは何でしょうか?誤解の余地がない明快な表現と、頭にすんなり入ってくる論理構成。この2つが揃うと、読み手がすんなり読むことができて、意図が伝わりやすい文章になります。

 

<解説>

まず、長い文はきりのいいところで改行を入れる。

むやみに改行する必要はありませんが(改行が多すぎてもかえって読みづらくなってしまうことが多いです)、行が変わるだけで文の切れ目が明確になって、読みやすくなります。

 

そして、意味のかたまりごとに1行あける。

学校の国語の授業などでは、「段落が変わったら1文字下げる」と教わったと思いますが、Web上に文章をアップする場合、1文字下げずに1行あけることで段落を示すほうが明確です。

 

そしてもう1つ。強調したいところは、前後を1行あけてぽつんと見せると、そこに視線が集中するので、目立たせることができます。

 

<改善例>

読みやすい文章のポイントは何でしょうか?

 

誤解の余地がない明快な表現と、頭にすんなり入ってくる論理構成。

 

この2つが揃うと、読み手がすんなり読むことができて、意図が伝わりやすい文章になります。

 

 

スパイスは「万能な魔法」ではない

ただし、冒頭でもお伝えした通り、この3つはあくまで「スパイス」です。

たしかにスパイスって、あるとないとは大違いなのですが、言葉に具体性がなかったり、自分の本心を発していなかったり、構成が悪かったりする文章を、すばらしい文章に変えてくれる!というような「万能な魔法」ではありません。

まずは自分や言葉としっかりつながり、読み手が受け取りやすい構成で書く。基本は変わりません。

 

そして、もう1つ忘れてはいけないこと。

 

書き終えたら、必ず読み直すようにしてください。

 

誤字脱字や読みにくい箇所があると、読み手が混乱して、正しく伝わらないおそれがあります。これも、相手に対する思いやりの1つだと思ってくださいね。

 

 

本日のワーク

前回の最後にワークで見直していただいた記事を、「今回お伝えした3種類のスパイスが効いているかどうか?」という観点で、再度見直してみてください。

できていないと感じた箇所は修正して、読み手が飽きずに読める文章になっているかどうか確認してください。

 

こちらの講座、あと1回で終了です!

 

 

※読まれない文章を、読まれる文章→買ってもらえる文章に。

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