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【世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?】アートをやる意味、触れる意味

投稿日:2018年4月26日 更新日:

アート関連の本を少しずつ読んでいます。いつの間にかそれっぽいものをやるようになってしまったので、ごく一般的なものから。

最終的には少し専門的な勉強もしたいんだよね。美大の通信課程とかで。まあ、その辺は追って考えたいと思いますが。

 

直近で読んだのがこちらの本です↓

 

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

この本によると、多くのグローバル企業が、アートスクールや美術系大学(大学院)に幹部候補を送り込んでいるのだそう。

一時期のMBAみたいな感じかな、MFA(芸術学修士)の価値が高まっているとか(MBAと逆転しつつある、とも書かれている)。

 

なぜそんなにアートが大事だと考えられているかというと。

 

1. 論理的思考だけではビジネスの世界で戦えないから。

論理とか分析って、基本的に「誰がやっても同じ答えを導き出すもの」です。機械が情報を処理するイメージをしてみてください。常に1+1=2で間違わない世界というか。

でも、それって何をやっても常に1+1=2ってことで、ビジネスで言えば「差別化」にならない、とも言えます。新しい創造は生まれない。

また、物事がどんどん複雑化していて不安定な今の世の中、1+1=2っていう公式だけじゃとても間に合わない。複雑すぎて、多様すぎて、決まりきった公式じゃ対処できなくなっているんですね。

 

2.消費=「自己実現」「ファッション」になりつつあるから。

経済が発展して、多くの人が食べることに困らなくなった今、人は「承認欲求」とか「自己実現欲求」を満たしてほしい、という気持ちを持つようになっています。

そういう理由で消費することも多くなった。自分らしさを表現するためにモノを持つとかね。昔はきっと純粋に「生活のため」に必要なものしか買えなかったけど、今はむしろモノがあふれているわけで。

で、承認とか自己実現を求めている人たちの心をぐっとつかむのって、たぶん論理的な根拠とか機能的なものじゃなくて、「カッコいいかどうか」みたいな、センスとか美意識の世界なんじゃないか、と。

 

3.世の中の進歩にルール整備が追いついていないから。

世の中の進歩が速すぎるんだと思うんです。法律の「グレーゾーン」を突いたような事件、けっこう起こっていますよね。違反じゃないけどそれってどうなの、みたいな。

論理って公式が必要だから、過去の事例とか法律とか、拠り所がないと判断できない。でも、古い法律に従っていては対処しきれない世の中になっているわけです。

そうなると大事なのが美意識ではないか?というわけです。見た目の美しさだけの話じゃなく、倫理的に、人として正しく美しいか、みたいなことですよね。真善美の世界。

 

 

…だから、論理的思考だけじゃダメで直感とか感性とか「美意識」の時代ではないか、という話です。

※論理も必要なんだけど、それ「だけ」じゃダメだよね、っていうことね。バランス。詳しくは本を読んでいただくとして。

 

で、この本は「エリート」という言葉がタイトルに入っていて、社会的な影響力の強い層をイメージしているのだと思いますが、個人的な考えとしては、エリートだけじゃなく現代人みんな、「美意識」が重要だろうと思うのです。

価値観が多様化して、さまざまな生き方が許容されるようになってきていますが、選択肢が広がったぶん、迷いやすい時代でもあるから。教科書通りの生き方なんてない。自分の「美意識」に沿った生き方ができる時代なんですよね。

どんな選択を、どんな人生を、「美しい」と思うのか。正解がないからこそ、自分なりの感性が磨かれている人のほうが、軸がはっきりして、自分らしい選択ができて、生きやすいだろうなと思うわけです。

 

 

美意識ってどうやって磨くの?

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」に書いてあった美意識の鍛え方は、

  • 絵画を見て「観察眼」を鍛える
  • 哲学に触れる
  • 文学や詩を読む

…ということでした。

 

※絵画じゃないけど、「観察眼」の話はついこの前書いたばかり↓

人生の問題を解決する「万能な魔法」があるとしたら

 

美意識とか感性とか直感とか、なんとなく「生まれ持ったもの」みたいなイメージを持たれやすいし、直感に至っては「アタマを使わなくてもポンって出てくる」という感覚の人も多いと思います。

そんなとき私は、別の本で読んだ『直感は、自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しい』っていう言葉を思い出すようにしています。インプットがないと直感って大事なときに冴えてくれないんですわ。単なる思いつきと違うから。

 

結局、知識や経験の蓄積によって「美意識」は磨かれていく、ということなんだろうなと思っています。

 

読書体験もそうだし、美術館とかに足を運ぶのも良いですね。すごい人ほどインプット量が膨大な気がするので、すごくない私はもっといろんなものを蓄えないといけないなあと思ったりします。

 

で、「必要」とか「役立つ」の前に「楽しい」「面白い」があったら、ハードルが下がると思うのです。アートにしろ哲学にしろ、興味ない人にとってはものすごく手の出しにくい分野ですもの。

それでこんなイベント↓企画したりしてるわけですね。

5/5(土・祝)今年も「マジメなアソビ」開催します!

 

 

※以下、参考までに。

「センスは生まれつきではない」のですよ。『世界のエリートは…』とも共通する内容が含まれていますが、こっちのほうが読みやすいかも。

 

「直感は、自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しい」っていう言葉は、この本から引っ張りました。

 

アートを見てみようと思っても、特に現代アートは「わからない」だらけ。それをどうやって見ればよいのか?本当に「超入門」書なので誰にでもおすすめ。

 

 

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