今すぐ使えるスルースキル。リアルでもSNSでもストレスフリーの接し方

「スルースキル」っていう言葉、いつからこんなに使われるようになったんでしょうか。

世の中、どうしても自分に合わない人や面倒な人っているものです。それは昔から変わらないと思うのだけど、今敢えて「スルースキル」って言わないといけなくなってしまったのは、WebやSNSが発達したせいもあるのかなと。

リアルでの人間関係が、LINEとかFacebookとかで続いてしまう。知らない人とTwitterなどでやり取りが発生する。かかわりたくない人や見たくもない意見が、24時間ずっと入ってくるような状態なんですよね。

そんな今だからこそ「スルースキル」なのだと思います。スルーできないとへとへとになってしまうから。

スルースキルを駆使して、リアルでもWebでも人間関係をうまいこと「ほどほど」にしたい。どうでもいいことを気にせずに生きたい。余計なストレスを減らして快適に過ごしたい。この記事はそんな人のためのものです。

この記事に挙げる5つの方法って、周りが気になってしまって「スルーしたいな」と思うときに私自身がやっていることで、どれも実際に効果があると思ったものです。ちょっとしたことなんだけど、意識的にやるだけで全然違うと思っています。

逆に言うと、意識的にスルースキルを使わないとストレスを抱えやすい時代なんだと思います。特に、共感力の高い人や人の顔色をうかがいがちな人。

不思議と周りが気にならなくなるのでおすすめ。よろしければぜひ参考にしてください。

 

①感情は入れない。事実だけを見る。

感情を入れずに事実だけを見るようにすると、ちょっと景色が変わって見えます。

嫌な情報に触れると、どうしても感情で反応してしまって嫌な気持ちになるんですよね。「むかっ」とか「いらっ」とか。だから、それをなるべくしないようにするってことです。

 

私は、ラジオで実況中継するようなつもりで、頭の中で事実だけを言葉に変えながらしのぐことが多いです。

例えば満員電車でぎゅうぎゅうに押されたら、「あーもう嫌だ」って思う前に「おーっとさらに人が押し寄せてきたー!押し込まれる!押し込まれる!身体が斜めに傾く!さあ、おいかわどうするっ?」みたいな(笑)。いつの間にか時間が過ぎて目的地に到着します。

 

事実は事実。それ以上でも以下でもないってことです。

 

②自分に都合よく解釈する

物事を徹底的に自己中心的に考えるっていうのも効果があります。そもそもだいたいの物事って捉え方次第でどうにでもなるものだから、自分の都合の良いように解釈すればいいんです。

 

例えば、SNSで自分とは意見が違う不愉快な投稿を見かけたとします。「は?何言ってんの?」ってまともに反応すると疲れるけど、うまくスルーしきれないときは、自分が楽しく思えるような発想をしてしまいたいものです。

「まあ、私とは気が合わないってはっきり教えてくれてるわけ?ありがたいわ~。私の貴重な人生の時間をあなたに費やさなくて済んだわ~」みたいな。

…なんか若干毒が入ってますけど(笑)、相手に直接言うわけではなくて頭の中だけなので、好きなように解釈したらいいと思います。

 

もう、おめでたいぐらいでちょうどいいです。世界はあなたを中心に回っている!

 

③相手の裏側に興味を持つ

これは按配が少し難しいかもしれないのだけど、相手の事情にちょっとだけ想いを馳せてみる、というのもわりとおすすめです。

どんなに嫌な相手であっても、人間ってそれぞれ事情を抱えているし、性格も考え方も1人1人違うので、「この人何を考えてるのかなぁ」と少しだけ興味を持ってみる。

例えばやたらと八つ当たりしてくる先輩、実は朝から階段で転び、電車に乗り遅れ、駅で知らない人にぶつかられて転び、会社に来るまでにぼろぼろだったのかもしれません。八つ当たりはやめてほしいけど、ちょっとかわいそうな気持ちになります。たいへんだなあ。

 

実は、これをがっつり真剣にやって書いてるのが、「人間観察日記」だったりします。嫌な人のことばかりとは限らなくて、私が興味を持てればどんな人でもいいんですけど、相手の裏側に想いを馳せると、何でもない人のことであっても一気に面白く思えるんですよね。

 

ただし。

私はかなり面白がって人間観察してますけど、変に深入りするとかえって疲れてしまうし、嫌な相手に大量の時間を割くのももったいない話です。

究極のところは、「いろんなひとがいるなあ」「たいへんだなあ」で十分だと思います(ひらがなで書くと丸くなって怒りが生まれない感じしません?)。

 

④違うことに気を向ける(忙しくする)

嫌なことに気が向かないように、まったく違うことを考えるのも1つの手です。頭の中を別のことで忙しくしてあげれば、嫌なことを考える余裕がなくなります。

 

リアルでもSNSでも、嫌なものを見てしまったときって、ついそのことをずるずる考えがちなのですが、例えば「今日の夕飯何にしようかな…」と考えてみてください。すごく真剣に。

具体的に献立を考えるといいと思います。白いご飯に、わかめと豆腐のお味噌汁、冷蔵庫にひき肉が入っているからハンバーグにしようかな、付け合わせは何にしようか、買い物に行かないとだめかな…などなど。これぐらい一生懸命考えれば、嫌なことが入り込んでくる隙間はかなり小さいはずです。

 

大事なのは、「意識的に」何を考えるか決めること。ぼんやりしてると周りのいろいろなことに飲まれてしまうけど、何を考えるかなんて、自分で決めればいいんです。

 

⑤要らない情報には触れない

特にSNSに関して言えることなのですが、嫌だなと思うならやっぱり「見ない」のが一番です。嫌なことに触れる理由なんて1つもないですから。

FacebookにしてもTwitterにしても、情報がどうしても流れてきてしまうので、見たくないものも見えてしまいます。だから、疲れているときや気の立っているときは、なるべく開かない。見たいものがあっても、見る頻度を下げる。

ただぼんやりと流し読みしているだけのつもりでも、不要な情報が入ってくるだけでストレスになってしまうんですよね。それでもつい見てしまうのなら、スマホの電源を落とすとか、いっそ寝てしまうとか(笑)。

 

リアルの人間関係でも同じことではないかと思います。ストレスを感じるなら、極力人に会う予定を入れない。たまに誘いを断るぐらいで縁が切れるような相手はもともと縁が深くないと勝手に理解して、気が乗らないなら断る。

現代はいろいろと「過剰」なんだと思います。過剰なものをカットする勇気、本当に大事です。

 

スルースキル=許容する力

嫌なことをスルーするために、私が日々よくやっていることを5つ挙げてみました。

スルーしたいものっていろいろあると思うのですが、やっぱり人間関係が懸案になりやすいのかなと思います。SNSも結局は相手との距離感の問題なのでしょうし。

嫌な人と無理にかかわらず、さまざまな方法でスルーするというのは、実は「自分と違う相手を許容する」という部分もあると思っています。

相手を変えるのでもなく、相手に飲まれて自分を変えられてしまうのでもない。「あなたはそういう人なんですね」、以上。それだけ。もっと言うと、「私はあなたが好きじゃないけど存在していていいよ」みたいな事なのだと思います。

 

人間ってそもそも、誰もが多少はどうしようもない存在で、どこかに弱さや至らなさを抱えているものです。相手の嫌な部分をそのまま許容できるようになると、自分のダメな部分も許容しやすくなると感じます。それが社会レベルでうまくできたら、もっと生きやすくなるのでしょうけど。

全員とわかりあえるはずなどないのだから。わかりあえそうにない相手とは、スルースキルを駆使しつつ、適度な距離感を保ちながら「それなりに」やっていけると良いのかな、と思うのです。

 

※私は読んでいないのですけど…売れてるっぽいですね、スルースキルの本。