※2017年5月、台湾(台北)に行ってきました。
今日はちょっとカメラの話を。
「写ルンです」で切り取った台湾の景色を紹介
今回の台湾旅行には、デジタル一眼レフとiPhoneに加えて、あの使い捨てカメラ(正しくはレンズ付きフィルム)「写ルンです」を持っていきました。
「写ルンです」って、すっかりデジカメ時代になって廃れたのかと思いきや、ブームが再来しているのだそうで。
フィルムならではの「現像するまでわからない」感じとか、「どんな風に写るかわからない」感じとか、ブームの理由はいろいろあるようなんですが、今回撮ってみて驚いたのはレトロ感。
頻繁に使っていた頃は、すごくきれいに写ると認識していたはずの「写ルンです」。今使うと、ものすごく懐かしい香りのする写真が撮れるのですね。
というか、本当は「写ルンです」が変わったわけじゃなくて、デジカメに慣れた目に懐かしく見えちゃうだけだよね。カメラが変わったわけじゃなくて、私たちの目がデジタルのクリアな写真に慣れてしまったっていう。
まあそれはともかくとして、
「写ルンです」のレトロ感が台湾の景色にものすごくマッチしていたのです!
写真、一部紹介します。
初日、総統府を出て歩きながら撮った1枚。「台湾銀行」って書いてあるかな?
こちらは四四南村。同じ場所の構図違いの写真をデジカメで撮っているので比べてみて。質感っていうか雰囲気っていうか、だいぶ違うよね。
過去記事で紹介しきれなかったのですが、こちらは迪化街という問屋街にあったお店。この雰囲気はデジカメよりも「写ルンです」でしょう、やっぱり。なんていうか、昭和感あるよねえ。
こちらも過去記事で扱いきれなかったのですが、行天宮の地下道にある占い横町。私は占いは受けず、友人を待っている間に撮りました。地下で暗かったので、この写真だけフラッシュたいてます。
これも扱いきれなかった分ですね。台北之家という、元アメリカ大使館の建物。最終日、この中のカフェでお茶をしてから空港に向かいました。
こちらは十分。天燈が上がったところですね。建物の古い感じと「写ルンです」のレトロ感が良い具合。
十分駅。これも「写ルンです」を使うとなんかローカルな感じが出ますね。
そして十分駅を発車する電車。現像してみたら、お兄さんが先頭でスマホ撮影していたことが発覚(笑)。デジカメだったら撮った時点で気づいていたんだろうけど。
久しぶりに使った「写ルンです」の撮り心地
何年ぶりでしたかねえ、「写ルンです」使ったのは。
- デジカメなら、撮ったものを即座に確認できるし、現像代やフィルムの枚数を気にしなくていいから、納得いくまで何枚でも撮り直せる
- フィルムだと、今撮った写真がちゃんと撮れたのかどうかわからない。イメージと違えば撮り直したいのだけど、確認できないから一発入魂しかない
これって当たり前の違いだし、昔は私自身もフィルムしか知らなかったはずなんだけど、すっかりデジカメ体質になってしまっていて、ちょっと戸惑いを感じたのも事実です。
でもだからこそ、頭を使って考えてから「ここぞ!」という場所を撮るようになりますね、フィルムだと。撮りながら考えられるほうがラクではあるけど、けっこう最初の直感って正しかったりするし。
それに、一眼レフを持ち慣れた身としては、軽くて片手で気軽にシャッターを切れるのって本当にラクですね。バッグの外ポケットに突っ込んでおいて、さっと取り出してすぐに撮れる。巻き忘れたりもしましたけどw
そして、フィルムの写真も、現像してプリントしてもらうだけでなく、当たり前のようにCD-Rにデータを焼いてもらえるのが有り難いです(おかげさまでこうして簡単にブログ掲載できるわけです)。
及川 智恵さんの投稿 2017年5月30日(火)
コンパクトで場所も取らないし、電池の心配もいらないので、デジカメやスマホに加えて「写ルンです」も旅に連れていってみてはいかがでしょうか^^
同じ場所でカメラを変えて撮ると、ほんといろんな写真が撮れて楽しいです。
ちなみにわたくし、次のお出かけは6月末の新潟なんですが、また「写ルンです」持っていってみようかなあ。何があるのかまだ全然把握してないんですけど…(新潟駅周辺の観光情報や写真スポット、お待ちしております)。
※追記:新潟、行ってきました。