週末、ある方にインタビューをしてきました。
今後、月1名ぐらいずつになると思いますが、このサイトにいろいろな人のインタビューを掲載したいなと思っています。先日の取材が第1弾でした。
今回始めるインタビュー企画について。
基本的な考え方として、1人目の方に取材を依頼したときに送った内容(の一部)がコレです。
- 私が「面白い」と感じる人にインタビューする
- 自分なりの「幸せ」や「好き」を追って生きている人を取り上げる
- いろいろな人生を集めた「生き方事典」みたいなものになったらいいなと思っています。
- 迷っている人の背中を押したり、選択肢を広げたりできたらなお良し
私が扱いたいのは、「自分の人生を生きている人・生きようとしている人」です。社会的な成功とか知名度は基準にしていません。
※念のため言っておくと、「インタビューする人は成功してない人だ」という意味ではもちろんなくて、単に「基準が違う」という話です。まあ、いわゆる有名人や成功者はマスメディアが放っておかないはずなので、私がインタビューしなくても世に出るしね。
私のやりたいことは、
- 埋もれている魅力的な人々を世に出すこと
- さまざまな視点を提示して幸せを増やすこと。
で、これはけっこう長い間変わっていません(表現する言葉は変わってるけど)。これから始めるインタビューは、これをきれいに両立できる企画だと思っています。
敷かれたレールの上をみんなが歩いていた時代と比べると、今はいろいろな選択ができる時代になりました。だからこそ、独自に面白いことをやっている人も増えたし、一方で道に迷って立ち止まってしまう人も増えたような気がします。
そんな人たちの間に入るのが、このインタビュー企画になったら嬉しいな、と思っています。
いろんな面白い人がいて、いろんな選択肢があることを見せたい。面白い人にはもっと活躍してほしいし(それもできるだけ本人の望む形でね)、迷っている人には、多様な生き方を通して光を見出してほしい。つらいときってだいたい視野狭窄だから。
もっと言うと、このサイト自体、一応私の個人サイトではあるけれど、そういう役割を果たせる内容にはっきりシフトしていきたいと思っています。いつ整理できるかわかりませんが…。
実は、ずっと始められなかった理由があって
インタビュー企画、ずっとやりたかったんです。1年近く前から、構想だけはあったはずです。
だから、今回取材させていただいた方を含め、数名の方にお話していたと思います、こういうことがやりたいっていう話(ちょっと形は違ったかもしれないけど)。
ずっとずっと頭にあった大事な企画なのに、これだけスタートに時間がかかったのは、「私がこんなことをやる意味ってあるのだろうか?」と考え込んでしまっていたからです。
「人を紹介する企画をやりたい」と伝えると真っ先に言われるのが「影響力」でした。つまり、私の影響力でやっても意味がないのではないか?という話です。
影響力のある人であれば、アクセスがたくさん集まるでしょうし、インタビューを受けた側も宣伝になる。でも、私にはそこまですごい影響力が備わっているとは思えません。見てくれている人はそれなりにいるけれど、「影響力」という言葉には負けてしまう。
取材を受ける意味が見いだせなければ、インタビューに応じてくれる人はいない。企画が成立しません。
取材する私のほうとしても、ただ人の紹介をするだけでは直接お金が入ってくることはないので(回り回って仕事につながることはあるかもしれないけど)、ビジネス的なメリットは見えにくい。
お金が欲しいのなら、「広告」という扱いで、お金を頂いて取材する手もあります。でも、ここでまた「影響力」がネックになってしまう。ある程度の数が取れないと、お金を頂くのは厳しい。
それに、今回は私の情熱をがっつり乗せたかったので、私が本気で推せる人だけを選んで紹介したいと思っていました。たとえお金がもらえるとしても、「誰でもOK」みたいなことにはしたくなかった。
まあそんなわけで、「誰にもメリットがない企画ではないか?」みたいな捉え方をされがちでしたし(直接的に言われなくても遠回しに匂わされたりして)、自分でもその通りだと思っていたので、始められずにいたのでした。
私がやらなくても、インタビューなんてそこいらじゅうにあるし、頑張っている人は自分で自分をちゃんと売ってるし、もっと人気者に紹介されたいだろうし、別に私なんかがこんなことやる意味なんてどこにもないよね、と。
でも。
それで諦めがつくぐらいなら、とっくの昔にあたためるのをやめて捨ててるわけですよ。
やりたいことぐらいやらせろよ。意味なんて知るか。
影響力?そんなもん、最初からある奴なんて誰もいないだろうが。
結局、最後はコレで自分を押し切りました(別途、タイミング的な要素もあったにはあったのですが)。
少なくとも、先日取材してきた最初のお1人は、以前話をしたときに「協力します」と言ってくれたから応じてくださるはず…。そう信じてお願いしたら、ちゃんと覚えていてくださってOKしてくださいました(ありがとうございますありがとうございます)。
もちろん、この先インタビューさせてくれる方がいなくなれば、そこで終わりです。影響力によるメリットを提示できないということは、中身で「取材してもらって良かった」と思ってもらうしかありません。その繰り返しで影響力を付けて、引き受けてくれる人を増やしていくしかない。
そういう意味では、甘い気持ちではやれない厳しいことを始めてしまったわけです、私。なんてドMなのかしら。
インタビュー第1弾、9月第1週に公開予定
…というわけで、どこまで続くかわかりませんが、とりあえず9月第1週に1記事目をアップする予定です。
一応、次の取材候補も見つけてあるのです(オファーはこれから)。さらに数名、頭の中に浮かんでいる面白い人たちもいます。
これを読んでいる方の中にも、私から声のかかる人が出てくるかと思いますが、この記事を読んで「付き合ってやってもいいよ」と思っていただけたなら、ぜひぜひご協力いただけると嬉しいです。あなたの生き方が誰かの支えになるかもしれないから。
ちなみに先日のインタビューは、私自身がとても救われる格好になりました。ああ、私こんなんでもいいのか…と思えて、ものすごく安心して帰ってきたのでした。ありがとうございました(たぶん読んでくださってると思うのでここでお礼)。
…こういうことが私以外の人たちに起こるかもしれない。始めなければ何も起こらないけど、始めたら何かが起こるかもしれない。わからないけど、そんな希望からは手を離さずにいたいのです、やる以上は。
どんなことになるのか、顛末を見守っていただけたら嬉しいです。