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起業・フリーランス

仕事がない?働きすぎ?フリーランスが健康に働き続けるための心得

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私がフリーランスになったのは12年前のこと(そんなに経つのか…恐ろしい…)。おかげさまで大きな病気もせずに何とか生きてこられました。とてもありがたいことです。

でもこの12年間で、決して多くはないのですが、入院とか過労死とか…喜ばしくない話もちらほら耳にしてきました。

 

フリーランスって、合う人には合う働き方だと思うのですが、不安の種もいろいろあるわけで、ほんの一歩間違えるだけで心も身体もけっこう簡単に病めるんじゃないかと思います。

会社員として組織に属して働くのとは、エンジンやブレーキのコントロール方法がちょっと違うんですよね。決断の機会も増えますし、責任も基本的にすべて自分ですし。

 

そんなわけで、組織から独立してフリーランスで働く人・フリーランスになりたい人向けに、フリーランスならではの特徴とうまくお付き合いして、心身ともに健康に働くための方法をまとめておこうかと思います。

会社に属さないフリーランスって、自由そうに見えて、自分で自分を縛るような働き方になりがち。大事なのは自由というよりも「自律」かなと思います。不安に飲まれず自分を律して働く方法、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

フリーランスが抱えがちな不安とは

 

フリーランスの(良い意味での)特徴でもあり、不安や孤独の元にもなりがちなのが、

  • 所属先がない(毎日顔を合わせるメンバーがいない)
  • 自分の能力を客観的に把握しづらい(仕事がなくなれば嫌でも気づくけど)
  • 1つ1つの決断が自分の責任になる

…などですが、何よりも、

  • 仕事をした分だけ収入になる=仕事が来なければ収入がない

…というのが多くの人にとって最大のポイントではないでしょうか。

 

このポイントを意識しすぎてしまった場合、反応はだいたい2通りに分かれます。

  1. 仕事が来ない時期が少しでもあると過度に不安になってしまう
  2. やっただけ稼げるから中毒的に働いて過労になってしまう

どちらも心や身体に負担がかかるので、幸せな働き方とはいえません。

 

心身を壊すような働き方をしないためには、どうしたらよいのでしょうか?

 

 

仕事がなくなるかも…という恐怖を乗り越えるには

「忙しいときは忙しいんだけど、仕事がない期間があるとすごく不安になる」という話は、もう「フリーランスあるある」レベルでよく聞きます。

私自身も、フリーランスになりたての頃はそう思っていました。幸いにも、比較的順調に仕事がもらえたので、不安にどっぷり浸かることは少なかったですが、やっぱり「仕事がなくなる=収入がなくなる」は怖いもの…。

 

少しでも不安を取り除くためには、当たり前のようだけど以下の4つをしっかり確認しておきたいものです。

 

ある程度の生活費を貯めてからフリーランスになる

「6ヵ月分の生活費を貯めておけ」というアドバイスをたびたび目にします。これが十分かどうかは、職業や個々の状況にもよるかもしれませんが、1つの目安にはなるかなと思います。

ちなみに、「後がない状況のほうが人間は力が出る」=貯金にかかわらず独立してしまえ!とアドバイスする人もたまにいます。

しかし、私の経験の限りでは、お金がなくなってくると、多くの人間は不安によって判断を誤ります。リスクを下げておくのは本当に大事。

 

フリーランスになった後の仕事の目途を付けておく

会社を辞めた途端に収入が0になるのはきついので、可能であれば、会社勤めをしながら副業として個人で仕事を取っておく。あるいは、お付き合いのある取引先から仕事をもらえるようにしておく。

どんな方法でもいいので、仕事の目途を付けてから会社を辞めるというのも大事かなと思います。完全な0からのスタートにしない。

私自身は、まだ若かったこともあって、何の目途もないままにフリーになってしまったのですが、事前に「仕事がある」とわかっているだけでも、安心感が相当違うのではないでしょうか。

 

「使えるものは使っとけ」大作戦

私は、フリーランスになった当時はまだ実家暮らしでした。家賃の心配がなかったので、わりと思い切ってフリーランスという道を選べました(その後、収入が早い段階で安定したので1年ぐらいで家を出ました)。

実家があるなら住ませてもらう、家庭内に他の稼ぎ手がいるなら期限付きでお金を借りる…いろんな方法を聞いたことがありますが、使えるリソースがあるなら使ったほうが良いと私は思います。精神的に全然違う。

あと、会社員というステータスがあるなら、クレジットカードや引っ越しなど審査の必要なものはステータスのあるうちに!今はわかりませんが、私、フリーになって最初の1年はクレジットカードの審査が通りませんでした…。

 

「仕事がないならバイトをすればいいじゃない」

フリーランスの仕事が入ってこなくて生活に困るなら、バイトして稼げばいい。簡単な話です。お金が必要ならどうにかしてお金を稼ぐ。もちろん、自分でサービスや商品を編み出して売ってもいいです。

さっきも書きましたが、不安になると人間って判断が狂うものです。だから、まずきちんと生きること。働き方に見栄を張って命を削ってしまってはもったいない。

 

※まさに「バイトをすればいいじゃない」な内容のこの記事も参考にどうぞ。

好きなことで起業・独立するなら覚えておきたい、フリーランスの先輩の言葉

 

 

がんばりすぎて潰れないようにセルフコントロールする

仕事がないと不安。でも、仕事がガンガン入ってくる状況も、実は意外と難しいもので、フリーランスって、極限まで仕事を入れて潰れてしまう人もけっこういるんですよね。

 

仕事をしようと思えば、24時間365日仕事を入れることだってできてしまいます。そして、仕事をしただけお金が増えていく。中毒的にというか、ギャンブル的にというか、どんどん稼ぎたくて頑張ってしまう。

あとは、「いつか仕事がなくなる日が来るかも…」っていう不安の裏返しだったり、「断ったら二度と仕事もらえないかも…」っていう恐れだったりするケースもあります。

フリーランスになりたての頃、よく言われたんですよね。「15分以内に返事をしないと仕事はない」「断ったらもうその会社から仕事は来ない」って。ちなみに全部ウソでしたけど(笑)、最初はわりと真に受けちゃう人も多い。

 

以下のことぐらいは、ぜひ心掛けておいてくださいね(と書いている私が一番気をつけなければいけないことばかりですけど…w)。

 

休みを決めて取る

決めないと休まなくなります(本当に)。「この日は休み!」と決めて、手帳やカレンダーに×印でも花丸でも書いておいてください。カレンダー通りに休めるわけではないので、自ら積極的に休む必要がありまくります。

 

ちゃんと息をする

一見バカみたいなアドバイスですけど、不安とか恐れとか緊張が高まると、呼吸がどんどん浅くなっていって、自律神経がおかしくなるんですよね(何度も経験済みw)。

ストレッチと深呼吸を休憩のたびにすると良いかもしれません。ちゃんと呼吸すると、身体がほわ~っとあたたかくなります。

 

湯船につかる

納期のあるお仕事の方なんかは、たぶん納期前ってぼろ雑巾のようになっていると思います(私だけだろうか…)。

お風呂にのんびり入るぐらいなら寝たい…と思ってしまうのですが、湯船につかるのって本当に大事ですね。眠りこけて溺れちゃったら困りますが(爆)、できるだけしっかり身体をゆるめたいところ。

 

ちゃんと寝る

言うまでもないのですが、私もフリーランスになりたての頃は毎日睡眠3時間、たまに徹夜…みたいな暮らしでした。

20代だったので何とか生きられましたが、絶対後でツケを払うことになるので、できる限り睡眠を削るのは避けたほうが良いです。若くても。寝なさすぎて命をなくした人も知っています。

 

運動する

いわゆるスポーツでなくても良いと思うのですが、座りっぱなしの人はマジで筋肉が衰えますので、とにかくまめに動くこと!

私は最近、お皿洗いながら爪先立ちしたり、寝る前にスクワットしたりしてます。あとはエスカレーターをできるだけ避けて階段を使うとか、出かけた先で1駅歩くとか。

 

体調管理には投資する

デスクワークが多いなら、マッサージとか整体に定期的に通うとか。身体が壊れないようにメンテナンスするのも仕事のうちで、「投資」だと思ったほうが良いです。

あと、油断しがちなのが健康診断!フリーランスの場合、会社員に比べて高額になりがちですが、せめて自治体で安く受けられるやつだけでも全部受けておきたいですね…。その他、気になることがあれば即受診。

 

自分が無理をしなくて良い仕組みをつくる

もし仕事がどんどん集まってくるようなら、他の人に回すことでお金を得る仕組みを考えてもいいかもしれません。エージェント作る感じですね。翻訳者が翻訳会社を立ち上げる、みたいな事例はわりとあるんじゃないだろうか。

もちろん、会社を作ったりお金を介したりしなくても、同業の人たちとのつながりを持っておいて、さばききれない仕事を信頼できる誰かにお願いするのもアリだと思うし、実際そういうことをやってる人はわりと多いような気がします。

 

 

フリーランスこそ意識的に心と身体のケアを

 

組織が苦手でマイペースに働きたい人にも、1人でごりごり頑張れてしまう人にも、フリーランスという働き方は合うと思います。ただ、エンジンとブレーキの使い方を間違えると、本当に身も心も滅びます…。

頑張るときはしっかり頑張るし、休むときはしっかり休む。自分なりにメリハリを付けて働きたいものです。心や身体を健康に保つのも仕事の一環。

私の周りはどちらかというと優秀で頑張りすぎるタイプの人が多いですけど、そういう人こそ休まないとあっという間に過労になるし、たまには非効率にうだうだ暮らす時間も必要だと思うのですよ、にんげんだもの…。

 

 

※こちらの記事も参考にどうぞ。久しぶりに1ヵ月ぐらいぼんやり休みたいな…。

フリーランスが「ひとりブラック企業」化しないためのヒント

 

 

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