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ひとりごとコラム

「イベント主催者」に専念することの意義。

投稿日:2018年5月11日 更新日:

イベント主催者としての裏側の話シリーズ、第2弾。

 

第1弾↓

人と人をつなぐときに、私がやっていること一覧

 

今日は、「マジメなアソビ」を通じて考えた主催者という立場について書いてみようかなと思います。

今回のように、個人が立ち上げる小規模なイベントだと、私のように「主催者が出展者でもある」というケースは普通だと思うのですが、主催者と出展者、目のつけどころというか視点の高さが違うんですよね。

 

↑イベント当日、会場の入口が見つからなくて迷う人が多かったので、用意していたブックカバーで急遽貼り紙を。あ、そういえばブックカバーが手に入るのは今日5/11までです!

 

 

アーティストとしてイベントに参加すると。

「マジメなアソビ」は、一応「作品展」の要素も持ったイベントとして始めたので、出展者としてお声掛けしたのは全員アーティストさんでした。

私はカラーセラピスト時代にも出展者としてセラピー系のイベントに参加したことがありますが、アーティストとしてグループ展に参加させてもらったこともあります。

 

セラピストとアーティスト、大きく違うと感じたことが1点。

 

セラピストのほうが、イベント当日に向けた準備が少ないんですよね。もちろん時と場合と人によりますが、身につけたスキルをその場で出せば何とかなることが多い。

でもアーティストは多くの場合そうもいかない。基本的には創らないと出すものがありません(過去作品を出展することで解決する場合もありますが、やっぱりどこかで新作を創るわけで)。

でね、創作に専念していると、ろくな宣伝をしないまま、あっという間に当日になっちゃうんですよ。冗談抜きで。そもそも宣伝が苦手という人も多いですし(まあ、それはセラピストもそうなんだけども)。

 

今回、「主催者」としての立場を強めにしようと思っていたのは、私自身がこれまで展示をしてきた中で、こういったことを実感していたからです。

 

 

主催者として、発信しやすい環境を作る

というわけで、情報発信は私自身がしっかりやろう、と思っていました。私は幸い「書く」ことが苦になりませんし、出展側のことは1人1記事書けるぐらいには理解してましたので。

 

ただそれは私が全部担うということじゃなく、出展者さんには「宣伝に協力してください」とはっきりお願いしていました。

それは、出展者自身もある程度しっかり発信したほうが効果があると思っているからで、

  • 作家の顔が見えること
  • 創作の過程が見えること

がとても大事だと思っているからです。これだけで親近感とか物語性が生まれるからね。

 

だから、矛盾するようだけど、創作に専念したい人ほど、忙しくない時期にSNSとかを使って自分自身や自分の作品をどんどん見せて、周りの人とのコミュニケーションをはかっておくべきだと思います。いきなり告知だけしても、ねぇ。

 

とはいえ、みんな忙しいのは事実だし、自分のことで精一杯になればなるほど、発信って「主観」に偏りがちなんですよね。

アーティストに限らず、「私こんなに良いことやってるのに何でわからないの?」みたいな上から目線になってしまうか、「あー全然うまくできない…こんなの見せられない…」って自信を失う、というパターンを度々見かけます。

もちろん、バランス取って上手にやってる人もたくさんいますけど、ある種の思い込みパターンにハマってしまうと、残念ながら誰にも響かないわけで。

 

今回、私は出展者さんの投稿をSNSでシェアするだけじゃなく、イベントの基本情報の記事や、全員分の紹介記事も書いたわけですが、それは出展者さんがどんなに創作に集中していても、

  • 私の書いた記事をシェアすれば最低限の情報だけは届けられる
  • 主観的になりがちな自分&自分の作品のことを違った角度で発信できる

という2点がメリットになると考えたからです。あと、私は「他己紹介」が得意という自負も一応あるわけで(もともとそういうサービス長年やってたから)。

 

 

必要なのは、創作以外のことまで考えられる人

こういったことを考えると、本当は「出展者ではない主催者専任の人」が1人いるといいんだろうなあ、と思うわけです。客観的に全体を見渡せる人というか。

 

もちろん、今回の「マジメなアソビ」は、私も「出展者」だったからこそ来てくださった方もいると思います。また、主催者として私のやったことが100%うまくいったとは全然思っていなくて、反省点もいろいろあります。

ただ、「出展者」としてはあまりにやれなかったことが多いですし、いまさらアイデアが浮かんだりもしています(笑)。1人で全部やれる人もいるのでしょうが、私には無理です(だからこそこういう記事書いてるわけで)。

出展するならもう少し出展に力を入れたい。でも主催しちゃうとそっちを頑張りたい。みんなを広めたいし、正直そのほうが楽しい。自分の作品?誰かが勝手に広めてくれたらいいのに(笑)。広めてもらえるようなもの創れって話だけど。

 

いずれにしても、目の前の創作や商品の部分だけを考えていても広がっていかないのは紛れもない事実です。

だから、立場や肩書きはどんな形でもいいのですが、「広い視野を持てる人」というか、「創る」以外の部分まで大きく考えられる人が1人いると全然違う、とは確信を持って言えることです。

 

※アートに限った話では全然ないと思うので、他の文脈に適宜置き換えてお読みいただければ幸いです。

 

※第3弾はこちら!

「創る」と「広める」は別。アート活動を広めるためのヒント集

-ひとりごとコラム

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