【文章力の基本】印象に残る文章の書き方とは

よく相談される内容の1つが「文章の書き方」です。

今はブログやSNSなどを使ったWeb集客が当たり前になっているので、会社を離れて自分で仕事をしようと思ったら、ブログが書けません…とか言っているのはもったいない。

 

これまで、文章の書き方に関するコンサルやセミナー、企業研修などを何度も行ってきましたが、真っ先におすすめする本というのがありまして。

もう新刊ではないのに書店で平積み率が高く、ロングセラーだと思われる「文章力の基本」(阿部紘久著、日本実業出版社)です。

 

 

『あなたの文章は、きちんと伝わっていますか?』という質問に「はいっ!」と堂々と答えられる人は何人ぐらいいるかしら。

 

「文章力の基本」に学ぶ『文章力の7つの要素』

この「文章力の基本」では、「文章力の7つの要素」として、以下のものが挙げられています。

つまり、「文章力」という言葉には、以下の7つの力が含まれているというわけです。

 

  1. 着想力
  2. 連想力
  3. 優先順位の判断力
  4. 構造的に把握する力
  5. 創造性・独自性
  6. 人間理解力
  7. 言語表現力

 

「文章力」って簡単に言うけれど、実はそんな一言でまとめられるようなものじゃないんですね。7つもの力が文章力に含まれるということは、私たちは文章をかくとき7つものスキルを同時に発動させているということですから。

文章を書くときに、「考えながら書こうとしないで、まず考えてから書いてください」というアドバイスをすることが多いんですが、そう指導する理由は簡単で、そうしないと同時にやることが多すぎるんですよ。

同時に7つのことを考えるなんて無謀すぎるでしょ?でも、1つ1つ順番に考えて、最後に言葉にまとめようとするならば何とかなる。

 

とはいえ、文章力にこれだけの要素が含まれているとなると、「本気で文章がうまくなりたかったら、7つもの要素を鍛えないといけない…」と言い換えることもできます。そうだとしたら、ちょっと大変そうですよね。

 

あなたにもできる!印象に残る文章の書き方

でも、大変すぎる…と諦めてしまうのはまだ早い。ちょっと見方を変えてみたらいいと思うのです。

 

文章力にはこれだけたくさんの要素が含まれているのだから、苦手なものが少しぐらいあったとしても、どれか1つでも得意なものがあれば多少はカバーできてしまうのではないでしょうか?

 

例えば、「文章が苦手」とおっしゃる方のお悩み第1位とも言えるのが、「ボキャブラリーが少なくて、言いたいことを的確に言葉にできない」というもの。

これは、上の「文章力の7つの要素」では、7番の「言語表現力」にあたります。

 

でも例えば、面白いネタを探し出すのが得意な(=1番目の「着想力」に優れている)人なら、「ネタがとても面白いから語彙不足なんて誰も気づかない」ということだって十分考えられます。

変にできないことを気にするよりも、自分にできることを活かして書ける限りの文章を世に出してしまったほうが、かえって突き抜けた個性的な文章として受けるかもしれない。

 

これ、人間本体と同じですよね。欠点ばかりに目をやるのではなく、強みや魅力に目を向けて活かせば、欠点は気にならなかったりしますし、むしろチャーミングに見えたりするものです。

 

いろいろな力を総動員して書くのが文章です。でも、だからといって反射的に「苦手…」と思わずに、「そんなにいろんなスキル持ってない…」と諦めずに、文章力の中で自分が得意なものを盛大に活かして書けばいいだけの話。

自分の文章の強みや魅力を知っておいて、それを活かせるような書き方をすれば、個性の際立った印象に残る文章が書けてしまうはずなんです。

 

「自分の文章を知ること」が何よりの基本

自分の個性が活かされた印象に残る文章を書きたい!と思ったら、「自分の文章を知る」「自分の文章を見つめ直す」べきじゃないかなと私は考えています。そう、自分の文章の個性をまず知ることが基本。

自分の文章のどこが良くて、どこが足りないのか。どこを活かしたらいいのか。

特にWebの世界では、教科書のように上手な文章が必ずしも評価されるとは限りません。注目を集めるような印象に残る文章って、「その人が伝わる」ことであって、必ずしも完璧にうまい文章を書くことじゃない。

 

尻込みするぐらいなら、何か書いたらいい。書いて発すれば、誰かに伝わる可能性ができるのだから。頭の中にしまっておいても、誰にも届くことはないですよね。

 

「文章力の基本」、持っていて損はないと思う。文章の書き方を知りたい方は、ぜひお手元に1冊置いておいてください。

 

後から出た「文章力を伸ばす」も、とても良かったです。

 

とはいえ、文章の本って読んだだけでは定着しません。文章をたくさん書くのが一番なんだけど、こういう練習問題もうまく活用するといいですね。

 

 

※文章の書き方を7回にわたってお伝えしています↓↓↓

魅力的な文章の書き方講座7:文章を生まれ変わらせるのは、テクニックではない。