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新しい地図「逃げよう。自分を縛り付けるものから」は今の社会のキャッチコピー

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稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん。ジャニーズを出た3人のサイト「新しい地図」がものすごい話題ですね。

Twitterなんかを見てると、「別にSMAPファンではなかったんだけど」と言いながら応援してる人がすごく多い印象です。さすがに3人の名前を知らない人は少ないと思うけど、今回の件はそれだけの威力があったってこと。

 

そして、ハフィントンポストのこの記事をたまたま読みまして、ひとことツイートしたんですけど。

「逃げよう。自分を縛り付けるものから」が新しい地図。私たちにとっても。

 

…というようなあたりを、もうちょっと書きたいなと思ったので、記事にしてみようかなと思います。ああ、彼らの写真が出てくるの新鮮。

 

 

「縛りをなくす」というのが今の時代の方向性

上記の記事でも紹介されていた動画、こちらでして、この冒頭に出てくるのが「逃げよう。自分を縛り付けるものから」っていう言葉。

 

 

「新しい地図」の3人は、ジャニーズ事務所という「縛り」から自由になったところですよね。「縛り」という言葉がジャニーズ事務所にぴったりという事実は、SMAP解散の頃から、とても多くの人に知れ渡ってしまったと思うんですが。

「ジャニーズだから」「アイドルだから」こうでなければならない…そういう枠ってSMAPがだいぶ壊してきた部分もあると思うんだけど、彼らは事務所が押し付けてくる縛りからは自由ではなかった。

で、そこから逃げてきて、これから自由に、枠を超えて、新しい地図を描いていくところなのだと思います、3人は。

 

それで。

 

ハフィントンポストの記事も指摘してますけど、これ、ぜんぜん3人だけの話じゃない。

世の中の流れとして、「逃げよう。自分を縛り付けるものから」っていう言葉は、なんて今にぴったりなんだろうか、と思うのです。

 

「多様性」という言葉が叫ばれるようになって久しいんですが、多様性が認められる世の中って、「こうでなければならない」っていう縛りが少ない世の中のはずで。

男だからこうあるべき。女だからこうあるべき。母親ならこうすべき。社会人ならこうすべき。政治家なんだから、有名人なんだから、日本人なんだから、などなど…。

いっぱいあるよね、こういう縛りというか、常識というか、思い込みというか、同調圧力っていえばいいのかな。なんかよくわからないけど押し付けられるやつ。「そういうもんなんだよ」って。

 

でも、いろんな肩書きくっつける前に、「自分」というひとりの人間なんですよね、みんな。「個」が認められている状態が、最も多様な状態なんだと思います。一応、それが人としての最小単位なので。

社会の中でたくさんの人間が一緒に生きているわけだから、ルールがあったり他人に配慮したりすることは必要だと思うんだけど、他人が踏み込む必要のないところまで「こうしろ」「ああしろ」っていうのは本当に必要か?っていう。

「それもアリだよね」って言える範囲が広いほうが、自由でいられる。他人のことを過度に気にしなくて済むほうが、自分の人生に集中できる。他人から縛られるってけっこうなストレスですもの。たとえ無意識であっても。

 

そんな感じのことが少しずつ浸透しつつあるのが、世界的にも今の流れなんだと思っています。不要な縛りから自由になって、多様性を認めようという方向性。

 

そういえば私の応援・尊敬するこの方も、「家族」っていう枠を超えた家族の歌をおつくりになっていました(っていうか現実的にもう枠が壊れてきてるもんね)。

(星野源さんって、自分の「好き」を使って常識や枠を壊し続ける人なんだと私は思っています。まさに今の時代の流れとぴったりな人なんだと思ってる)

星野源「Family Song」の懐の深さが本当にすごい

 

枠がなくなることが当たり前になっていく。便宜的に枠を作ることはあったとしても、それが縛りにならず、個々の価値観が認められる世の中こそ、本当の意味で多様なんだろうなと思うわけです。

 

 

縛りがなくなっていくのは怖いことでもある

 

ただ、個々の価値観を認めていくという流れがある一方で、過剰に他人を叩く人がいたりもする。ちょっとした言葉を捉えて炎上させちゃったりとか。有名人の不倫なんかも、一気に叩いて追い詰める感じがすごいよね。

もちろん悪いことをするのは悪いことなんだけど、過剰に他人を叩くってことは、「叩かれちゃうかもしれないから、あれもこれもやめておこう」みたいな感じで、縛りを増やす方向に働くわけで。

その縛りって、自分にも返ってくるから、自分自身も聖人君子でいないといけなくなっていくんだよね(笑)。人を叩くってことは、自分も叩かれる恐怖と闘うっていうこと。苦しくなっていくこと。

 

多様性とか自由に手を伸ばす人が増えている一方で、その流れに怖さを感じている人もけっこういるんだろうなと思っています。価値観の変化は怖いことだから。

 

よく言われることだけど、自由になるってことは責任を伴います。自分で決めないといけないことが増える。こうしなさいって縛られているほうがラクなことって意外と多いです。

ラクできなくなる怖さ。自分で責任を取ることの怖さ。正しさの基準があってくれればいいのに、自由になれば何が正解かわかりにくくもなる。

だから、縛りから逃げるって、実はちょっと勇気が要ります。

 

その勇気を出した人が、縛りを超えて自由に活動していたりするんだけど、その勇気を出せない人はどうなるかというと、自由になった人を羨み、妬み、足を引っ張る。下手すると叩いたり炎上させたりする。

縛りがなくなるって、別に突然宇宙に放り出されて息ができなくなるわけじゃないんだけど(笑)、まあ、未知の世界は怖いもんですよね。

 

ただ、こうやって国民的なタレントまでもが「縛りから逃げよう」って言ってるわけなので、加速することはあっても、世の中が逆に戻っていくことって、もうたぶんないだろうと思います。

そもそもこの3人だって、はたしてまったく怖くなかったんだろうか。ジャニーズ事務所ってそれなりに力を持ってるはずだから、下手に逃げたら干される可能性だってあったんだろうし。知り合いじゃないから知らないけど。

今回の「新しい地図」とか一連の動きを見る限りでは、完全に支持者が圧倒的多数なので大成功だったと思いますが、だからこそ、世の中も「縛りから逃げる」方向にますます向いていくんじゃないかな。怖くても。

 

 

縛りがなくなると、「個」に注目が集まる

「新しい地図」の3人は、写真も解禁になったし、SNSも始めるようで、これからもっともっと「個」を見せてくるだろうと思います。

 

 

社会的な縛りがなくなって自由になるってことは、「個」つまり自分という人間に焦点が当たるってことでもあるんですよね。

会社とか事務所とかじゃなく、性別とか職業とかじゃなく、1人の人間としての自分自身。ある意味、守ってくれるものがなくなるってことでもあるけど(だから怖さが生じるのは無理もないとは思う)。

そういう動きってもうとっくにいろんなところで始まっていて、飾らない人柄とか人間臭さみたいなものが、ぐぐっと好かれるようになってきていると感じます。必ずしも才能とか技術だけで好かれるのではなくて。

 

自分をさらす勇気のある人が、人生を自分の意思で選び取れる人が、どんどん活躍する時代なんだと思います。

 

自分の意思で選ぶってすごく大事なことなんだけど、それってつまり1つ1つの選択に自分という人間が現れてしまうってことだから、その時点で、ある程度自分をさらす勇気のある人にしかできないことなんだなと思ったりします。

で、人柄が魅力になるとわかっていても、なかなか自分の欠点とか抜けたところまで世にさらせる人は多くない。やっぱりちょっと勇気の要る行動なわけです。

 

ただ、縛りから自由になるって、別に既存の職業とか概念が全部吹っ飛ぶわけではなくて、例えば「たくさんの選択肢の中から、自分の意思で会社員を選ぶ」とか「自分がやりたいから専業主婦を選ぶ」とか、それもアリなんだよね。

「世の中の常識とか既存の枠から一度自由になったうえで」「自分の意思で」選び取るっていうことができればいいのかな、と。

日本って空気読み文化で、周りと同じことをしていれば良かったりしたから、「自分の意思で」っていうのが苦手な人がまだまだ多い気がするけど、それができると人生ってぐぐっと幅が広がって楽しくなると思うのですよね。

 

私自身も、肩書きを自らぶっ飛ばしてしまってフラフラしている身です。はたしてどこまで「個」として自らをさらして生きられるか。

こんな文章書きながらも、私も怖いこといっぱいあるんですが、それでも世の中の動きに乗っかって、自分として生きられたらいいなあと思っています。

「逃げよう。自分を縛り付けるものから」という言葉も、動画に出てくるそれ以外の言葉も、すべて自分の支えにしながら。

 

 

-自分軸のつくりかた, 自分ブランド化計画, ひとりごとコラム

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