【BOOK】健康格差社会 第2版

「健康」というと、食事とか運動とか、個人の生活習慣改善が大切だといわれたりするが、どうやら個人へのアプローチや健康教育はいまひとつ成果を上げておらず、むしろ社会環境要因の影響が予想以上に大きいらしい。社会階層や教育年数、...

【BOOK】科学コミュニケーション論の展開

医療に関する情報発信も科学コミュニケーションの一部ということで。従来のような「一般市民は科学の知識が欠如しているから正しい知識を与えればいい」(=相手を変えるべき)という発想ではなく、科学コミュニケーションを「異文化コミ...

【WORK】2023年の記録

<仕事> 例年通り、一般向けの医療情報から医師向けの資料・学会記録集、開業医向け経営情報まで、医療にかかわるものを幅広く執筆・編集。領域もさまざま。 全体的には、DXやAIなど、「医療×テクノロジー」のコンテンツがやや多...

【BOOK】聞くこと、話すこと。

スキルやテクニックとしての聞き方や話し方ではまったくなく、自分や相手を「尊厳を持った一人の人間」として扱う方法、という感じ。沖縄の少女の調査を続ける研究者や、ユマニチュードの創出者など、さまざまな人へのインタビューも交え...

【BOOK】傷を愛せるか 増補新版

もともとは10年以上前の本で、最近文庫になったもの。電車に乗ったときにだらだら読んでいたので、最初のほうの内容とかだいぶ忘れてるんだけど、いろんな矛盾とか葛藤みたいなものがずっと胸の中にぐるぐると渦巻くような、そんな後味...

【BOOK】公衆衛生の倫理学

健康第一の社会は、どこか窮屈なところがあるのではないか?いや何を言っているんだ、健康が大事なことは否定できないし、それを国家が守ることも当然じゃないか。そう答えて話を終わりにしてしまうのは簡単であり、そしてまたそれが常識...