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雑食系フリーランス 及川智恵/世界には、人の数だけ「面白い」が溢れている。

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テレビを持たずに10年間暮らしてきた理由がわかったかもしれない

投稿日:2017年6月21日 更新日:

 

一番上のツイートは、ラジオのディレクターさんのもの。私が引き続き絶賛ハマり中である星野源さんの「オールナイトニッポン」も担当していらっしゃる方です。毎週聴いております(昨夜もリアルタイムで聴いたので眠いぜ)。

※余談ですが、星野源さんの本のレビュー記事、けっこう検索していただいてます。読まれるのすごく嬉しいけど、想いの丈を語りすぎてて読み返すとやや恥ずかしい…。でもまぎれもない本音。

 

で、先日、藤井隆さんと友近さんが番組にゲスト出演された回があったんですが、それがあまりに面白かったもので、「動画配信希望!」みたいなリクエストがいっぱいあったのだろうと思います。それに対するツイートかな、と。

 

私、ものすごく共感したのですよ、このツイートに。

それで反射的に書いたものが、私の2つのツイートです。そういえば私、想像する自由が残っているものばかり好きだなあと気づかされて。

 

 

五感を奪われるものは、情報量が多すぎる。

我が家にはテレビがなくて、必要性を感じないまま10年が過ぎてしまったのですが、「想像する自由のあるメディアが好き」と思ったときに、「ああ、そういうことか」と思ったんですね。

テレビって、私にとっては情報量が多すぎるんですよ。映画や動画もそう。映像とか音とか文字とかいろんなものが同時に押し寄せてきて、五感を埋め尽くされるものがあまり得意じゃないのです。

情報量が多いということは、個々の想像の余地がないということ。すべて答えが与えられてしまうということ。「わかりやすい」ともいえるけど、私にとっては、なんというか「過剰」な感じがしてしまうのですよね。

 

だから、じっとスクリーンを見ていると、きまって疲れてしまう。目の疲れ以外の疲れ。脳の芯というか胸の奥というか、どう形容して良いのかわからないところの疲れ。

SNSなんかでも動画ブームというか、動画があったほうがアクセスが…とかよく言われますが、私、よほどのことがないと動画見ないんです…(笑)。個人的な好みなので、動画好きな人のほうが多いと思いますけどね。

 

もちろん、映画やドラマなんかは特に、演技の中に想像の余地がたくさん残されているのだと思うのです。でも私、それなら小説を読みたくなっちゃんですよねえ。もっと余地がある気がして。文字情報が得意なせいもあるんでしょうけど。

あと、現実の世界では五感をすべて使って生きてるわけなんだけど、リアルの世界って常に想像の余地だらけなんだよね。まあ生きてるのは疲れますけど(笑)、画面を見続ける疲れとは違うかな。

 

 

余白の美って、もしかしたら余裕の美かも。

「余白の美」という言葉が好きです。

もともとは子供の頃通っていた書道教室で叩き込まれた言葉で、「墨の乗っていない白い部分(=余白)を適切に取ることの大切さ」をさんざん指導されたのでした。

その頃は、書道の世界だけの話だと思っていたのだけど、今になって思うと全然違うね。いろいろなものが「余白の美」で成り立っている気がする。写真だってそうだと思うし(真っ白な部分はなくても、被写体と背景のバランスとか)。

 

そして実は、余白って美しさやバランスを作ってくれるだけじゃなく、見る側の頭や心に余裕を与えてくれる感じがします。1ミリの余白もないみっちりしたものってちょっと苦しい。それこそ情報量が多すぎる。

 

余白は想像する自由を与えてくれる。何もない白いところって、頭や心で何かを補いたくなったりする。情報が多すぎず、頭と心に余裕があるから、いろいろと想像もできる。頭パンパンだと想像力働かないよね。

余白の美は余裕の美なのかな。肩の力が抜けている人のほうが魅力的に見えたりするあの感じか。わかんないけど。

 

 

想像するのが好きだから、想像する自由をください。

ラジオは音だけだから、話している人の表情とかブースの中の様子を想像する余地がある。

文章は文字だけだから、主人公の外見も表情も声色も、書かれている光景も、いくらでも自由に想像できる。

写真は静止画だから、写っている景色の先に何があって、どんな音や香りがしているのか、想像できるとさらに楽しくなる。

 

あくまで個人的な好みの話です。でも私はそういうものが好きで、つまりは想像するのが大好きな人間だということなのでしょう、きっと。

 

 

想像を形にしていくのがいつの間にか楽しくなっていました。見た人にも自由に想像してもらえたら嬉しいな、と思いつつ。

幻想的な世界に憧れていたら、いつの間にかそんな世界を創っていた

 

 

-ひとりごとコラム, Photo Art

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