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起業・フリーランス 文章の書き方

わかりやすいセミナー・講演の作り方。内容構成の3つのポイント

投稿日:2017年6月15日 更新日:

これまで私は、自主開催のセミナーや、ご依頼・招致いただいた講演・研修など、さまざまな形でさまざまなことを話し、教えてきました。

 

 

そもそも私、人前で話す機会は小学校1年生のときから(笑)何度もありまして。市民ホールみたいなところでスピーチしたこともあったなあ、自分で原稿考えて。

また、大学卒業後は、英会話講師をしていました。3歳から80歳まで、それも、日本語さえおぼつかない子どもから英検1級レベルの大人まで、とんでもなく幅広い人たちに指導したのは、大変でしたが良い経験になりました。

 

そんな経験から、私がセミナーや講演の内容をつくる際に意識している3つのポイントをシェアしたいと思います。

 

「何を話したらいいのかわからない」「内容をうまくまとめられない」という相談を受けることがあるのですが、そういう方に参考にしていただけたら嬉しいです。

 

※「人前で話す」つながり。緊張しやすい方は、こちらの記事もぜひ読んでみてね。

【緊張しない3つのコツ】私が講師時代に叩き込まれたこと

 

(1)最初にゴールを明確にしておくこと。

漫然と「何しゃべろうかな~」ではダメなんですね。

もちろん、セミナー等をやることになった時点で、タイトルはある程度決まっているでしょうが、「何を知ってほしいのか」「何ができるようになるのか」等、はっきりしていますか?

 

例えば、「文章の書き方セミナー」というのがあったとして、

  • 本が1冊書けるぐらい、大量の文章を苦労せず書く手法を伝授するセミナー
  • 文章を書く時間を半分にするコツがわかるセミナー
  • ビジネスで使える、論理的な文章が書けるようになるセミナー
  • 小説やエッセイのような、感情のこもった文章が書けるようになるセミナー

などなど、いろいろ考えられますが、この4つ、まさか同じ内容にはなりませんよね。

 

「今日は、これだけはつかんで帰ってもらいたい!」という点を一言でまとめてから、セミナーの中身を考えることをオススメします。

 

基本的には、時間内のすべての話が、ゴールに向かっていくわけです。話す側であるあなたにゴールが見えていなければ、聴く側は何を得ていいのかもっとわかりません。

 

また、告知の段階でここがはっきりしていると、お客様も自分に合うセミナーを選びやすいですし、開催する側から見ると、来てほしいお客様を集めやすいということになりますね。

 

(2)詰め込みすぎないこと。

受講者の立場としては、たくさんしゃべってもらえると、オトク感とか心地良い疲労感が得られます(笑)。情報量の多いセミナーって、終わった直後は「勉強したぞ~」みたいな感じで、なんとなく満足できちゃったりする。

でも、得た知識は使えないと意味がないですよね。感覚だけ得られてもダメで、具体的に何かを栄養にして持ち帰ってもらいたいわけです。

 

あまりに情報が多いと、聴く側としてはついていくのが大変です。

 

セミナーや講演って、資料は何かしらあるとしても、耳から話を入れることが多いですよね。講師の話を直接聴けるのが良さ。目で追っかけるだけなら本を買ったっていいわけですもの。

だから、耳で受け取れる情報量にしないと、「勉強したぞ感」だけで終わるセミナーになりがち。それってほとんど講師側の自己満足になっちゃう。受講生がわかっているかどうかが大事なはずなのに。

情報が多すぎると、大事なところが埋もれて、要点がわかりにくくなることも多いです。「なんかいろんなこと言われたけど、結局何が言いたかったんだろうか」では残念すぎる。

 

だから、いろいろお伝えしたい気持ちになるけど、情報は詰め込みすぎない。

(1)で決めたゴールに沿った内容に絞り込んで、そこをしっかり伝える。

私、早口でペースアップしやすいもんで、詰め込めてしまうから個人的に注意しています。

 

※もちろん、情報が少なすぎても不満が出てしまいますので、当日ご参加者の顔を見ながら、その場でネタを追加することもあります。
(ネタのストックをいろいろと頭に入れておくのも大事だし便利です)

 

(3)すんなり聴ける流れをつくること。

話題がころころ変わったり、話があちこちに飛んだりしてしまうと、聴く側としては、ついていくのが大変ですよね。「え?何の話?」なんて考えているうちに、話がどんどん進んでしまってついていけなくなってしまう。

 

そこで、例えば、

  • テーマの全体像を見せてから具体的な話に入るとか
    (全体の概要を伝える→詳細、具体例などを話すという順番ね)
  • 実際に作業するときの手順どおりの順番で話すとか
    (料理のレシピと同じですね。あれが作業順じゃなかったら相当わかりにくいはず)
  • 物事が起きた順番どおりに、時系列で話すとか
    (歴史の年表と同じ。あれが年号順じゃなかったら大混乱ですよね)

聴く側がすんなり理解できるような流れを作ってあげるのが大切です。

 

大事な内容に集中してもらうためにも、無用な混乱はつくらないこと。

何から話そうか?と考える最初のうちがけっこう肝心です。私は先に全体の流れを作ってから、細かいところを整えていくようにしています。

 

セミナー・講演のポイントは、○○にも使える万能選手!

 

 

ちなみに、この「セミナー・講演の作り方3つのポイント」ですが、「文章を構成するときにも使える!」と言ってくださった方がいました。たしかにその通りだと思います。

たぶん、プレゼンとか営業とか個人的に部下を指導するとか、誰かに何かを伝えたいとき全般で役に立つような気がします。結局、わかりやすく伝えるってことは相手への思いやりなのだから。

ですので、人前で話すような仕事をする人もしない人も、この内容をぜひ覚えておいてください。役立つシーンが必ずあるのではないかと思います。

 

 

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